
昨日は、彼氏さんがやっとお休みがとれたので、
久しぶりにふたりでおでかけしました。
念願の『かいじゅうたちのいるところ』がやっと観れた。
前売りもちゃんと買ってあったのです。
映画はエンターテイメント性などを重視したのではなくて、
映像だからこそできる、ダイレクトに心の隙間に入り込んでくるような
誰しもが覚えのある“感情”が表現されていて
子供の絵本からはじまった映画でも、
子供のための映画というわけではなく、
8歳の少年の視点で世界がどううつっているのかが描かれていた作品でした。
観ていて、「あー、あの頃のわたしだ」と何度思ったか。
主人公マックスが子供なりに世界と折り合いをつけながらも
不満や不安を感じながら、誰かと一緒にいたいと思う気持ちや
かいじゅうたちが「孤独もどうにかできる?」と王様であるマックスに訊ねる姿。
真実を知りながらも友人を喜ばせたいがためにそれを黙っていたり、
別れが辛くて大きな目から涙をこぼす姿。
誰しもが感じたことのある痛みや喜びが
8歳の王様と大きなかいじゅうたちの視点でナイーブに描かれていて、
自分の記憶と感情に自然と向き合わせるような映画でした。
音楽も映像も美しくて、
この年齢になって誰かに頭を撫でられるような
優しい気持ちになりました。
スパイク・ジョーンズ監督の本気を感じられる、
素晴らしい名作です。
画像:
海外のサイトではブログパーツがあったので
ポスターを載せてみました☆
絵本も自分用にほしーなー。