
2人寄り添い、優しくてでも強い眼差し。
WAR IS OVER!(小さくIF YOU WANT IT)と書かれたボードを2人で持つ。
ジョンとヨーコ。
そんな小さな写真が表紙になっている今回のBRUTUSの特集は「言葉の力」
詩をもさぼるように読み続けるうちの彼氏さんらしいお買い物です。
髪を乾かしてもらいながら、私はその雑誌をパラパラとめくる。
本の感触も好きなんだけど、雑誌特有の光沢感あるページを指で触れるのが好き。
特集が「言葉の力」というだけあり、たくさんの著名人が残した(遺した)言葉が一冊に詰まっている。
おもしろい!
ジョンがシンプルに平和を求め、カートが消えない孤独を綴った。
また、言葉とアートの融合的な神秘性を感じる作品もいくつか紹介されていたりします。
私は寺山修司さんの「半分愛して」という詩にやられてしまいました。
“青いメロンを半分食べて
明日のために半分残す
あなたなしでは生きられぬから
夢も不安も残しておくの
私を半分愛してください”
というくだりがあまりにも可愛らしくて、なんて人だと思ってしまう。
私の本館のTOPにも書いてあるように、私は上手に言葉にできないから写真を撮るのだけど、
言葉の力を扱う人にとても憧れてしまう。
日本は読むことと書くことが当たり前に習得できる世の中だから、そこは世界に郡を抜いて素晴らしい。
メールやブログ、誰でも表現できる世の中だからこそ、そういった言葉の力が胸を打つ気がする。
生きている間にたくさん愛を囁きたいものです。
そして愛を囁くように撮りたい。私はそうゆう人になりたい。
写真:
いつぞやの朝方。
ピンボケ写真、案外好きなんです。